国際文化学部 文化創造学科 仲村拓真講師が2025年度図書館研究奨励賞を受賞しました

本学国際文化学部文化創造学科の仲村拓真講師が、日本図書館研究会が授与する2025年度図書館研究奨励賞を受賞しました。授賞式は、2026年3月7日(土)に開催されました。

図書館研究奨励賞受賞の様子1
図書館研究奨励賞受賞の様子2

図書館研究奨励賞は、日本図書館研究会が刊行する学術誌『図書館界』に掲載された論文や研究ノート等の中から、優れた研究に対して授与される賞です。1990年に創設され、研究の革新性やオリジナリティ、今後の発展性、現場への貢献などの観点から、若手・中堅の研究者を対象に選考が行われています。

今回受賞の対象となった論文は、「公立図書館における「地域情報資源創出継承活動」の量的分析」(「図書館界」77巻1号、2025年5月掲載)です。青山学院大学教授(発表当時)の小田光宏先生との共著として発表されました。

近年の図書館では、地域に関する情報を継承するために、一般的な図書や雑誌などの収集にとどまらず、風景や催しの写真、民謡や語りなどの音声、人々の思い出などを集めたり、そういった情報を活用したイベントを行ったりするところが現れるようになりました。この論文では、質問紙調査によって、そういった全国の公立図書館による多様な地域情報資源の記録や収集、活用の実態を量的に明らかにしたものです。授賞式では、研究の意義や手法が高く評価されました。

仲村講師は、図書館情報学や社会教育学を専門とし、特に図書館が地域社会の中でどのような役割を果たし得るのかについて研究を進めています。大学での教育では、図書館の現場や社会教育施設の活動なども紹介しながら、図書館の役割や可能性について学生とともに考える授業を行っています。

なお、本学の国際文化学部文化創造学科は、司書や司書教諭、学校司書のための課程があり、図書館情報学を体系的に学ぶことができる、国公立大学では全国的に珍しい学科です。本学では引き続き、司書や司書教諭、学校司書の養成を含め、図書館や情報資源に関する専門的な教育・研究を行っていきます。